法面緑化業界 Webサイト診断

Webサイトの評価には、アクセス数などの客観的な指標だけでなく「実際にWebサイトを訪れたユーザーがどのように感じるのか」という主観的な評価も重要です。この資料では、製造業専門Webマーケティングコンサルタントの視点から、各企業のWebサイトを主観的に評価しコメントしています。業界内では得ることが難しい第三者の意見として、Webサイトの改善にお役立ていただければ幸いです。

診断日:2021年2月


ロンタイ株式会社

診断URL:https://www.rontai.co.jp/

●診断内容

この診断ではWebサイトを見た第一印象から特に気になった点に絞り述べさせていただきます。
同業他社に比べレベルの高いサイトです。“ 緑化面積 国内NO.1 ” という明確に実績を示すコピーでユーザーを惹き込み、豊富な【施工実績】【法面緑化ご提案事例】でさらに信頼感を高めています。特に【法面緑化ご提案事例】はユーザーの目線に立った非常に良いコンテンツだと感じました。お客様のお悩みを起点にしていて訴求力が高いだけでなく、バリエーションも豊かなので他社が一朝一夕で真似できるものではありません。
2013年のリニューアルから長年に渡り定期的な更新を続けている点も素晴らしいです。一方で、昨年(2020年)夏ごろからお知らせの内容が寂しくなってしまっているのは緑化の案件自体が減ってしまっているのでしょうか?コロナ禍で不自由の多い今だからこそ、Web会議ツールを活用したオンライン相談の受付などを検討されてみても良いかもしれません。併せて、情報量に対してWebサイトが手狭になってきている印象も受けました。現在のサイト公開からずいぶん時間も経っているので、そろそろリニューアルの時期かもしれません。とは言え、今のままでも十分レベルの高いサイトです。



株式会社新日本緑化

診断URL:http://www.sn-ryokka.co.jp/

●診断内容

この診断ではWebサイトを見た第一印象から特に気になった点に絞り述べさせていただきます。
メインビジュアルや社名から緑化企業というのは分かるのですが、キャッチの ”緑化の観点から住みよい環境を創る“ はあまりに漠然としています。貴社のような専門性の高い商品を扱う企業の場合、具体的な数値などを使って強みを表現するのがセオリーです。競合より優れている点がしっかり伝わるようなキャッチに変更されると良いでしょう。
【製品情報】では、各製品ごとに施工手順や設置図まで紹介され見やすい構成でした。「設計価格表」が用意されている点も好感が持てます。もったいないと思ったのは、価格表がメニューの目立たない場所にあること。バナーの色を変えるなど一工夫することでよりユーザーの目に留まるようになると思います。
最後になりますが、個人情報入力が必須となっている【資料請求】ページがとても気になりました。【製品情報】ではPDFがダウンロードできるようになっているのに、なぜここでは個人情報が必要なのでしょうか。「施工図面」や「施工要領書」等をフリーダウンロードできる競合企業もある中で不便さを感じるユーザーもいると思うので、早急に見直しされることをおすすめいたします。



株式会社日本ランテック

診断URL:https://j-lantec.com/

●診断内容

この診断ではWebサイトを見た第一印象から特に気になった点に絞り述べさせていただきます。
シンプルなデザインなのですがコンテンツ幅が狭いため、全体的に文字が小さく部分的に読みづらいところがあります。モニタサイズが多様化しているので、レスポンシブデザインに変えることをおすすめします。トップの “人と自然との優しい関係を目指します” というキャッチコピーですが、漠然とした表現で貴社の良さを体現できていません。具体的にどのような独自技術・工法で自然に貢献できるのかを盛り込むと貴社独自の強みがアピールできるでしょう。最新のお知らせは2019年9月で止まってしまっていますし、製品や施工例など競合他社に比べると圧倒的にコンテンツが少ないです。2019年8月にオープンされたECサイトで扱っている製品は貴社の主力製品なのでしょうか?いまいち本体サイトとの関連性がみえてきません。コロナ禍の今だからこそ、ECサイトなどオンラインを使用したアプローチが非常に重要な手段となってきています。本体サイトのリニューアルから約10年経過しています。誰に何を伝え、どのようなターゲットを呼び込んでアプローチをしたいのかECサイトを含め再検討が必要かもしれません。



日新産業株式会社

診断URL:https://www.nisshin-sangyo.com/

●診断内容

この診断ではWebサイトを見た第一印象から特に気になった点に絞り述べさせていただきます。
決して悪くはないのですが、もったいないと思いました。同業者とは一味違ったコンテンツがあるのだから、もっと生かすことをお勧めします。おそらく技術力を強みにしているのでしょう、【認証・登録技術】や「学会発表」は他社にはないコンテンツです。これらをキラーコンテンツにサイトをブラッシュアップすると貴社本来の魅力を引き出せると思います。例えば、グローバルメニューの【認証・登録技術】は【選ばれる理由】に変え、①研究開発情報、②学会発表、③認証・登録技術の3つを挙げて自社の持ち味をユーザーに伝えてみるのも良いでしょう。「選定フロー」も良いコンテンツですが、せっかくの図が不鮮明で一部読みにくいところがあります。ネットユーザーは3秒でそのサイトを見るか判断し、3分程度しか見ない人がほとんどです。初めてサイトを見た人に「この会社の法面緑化の技術力はすごそうだな」と一瞬で感じてもらうために知恵を絞ることが大切です。そのためには今のキャッチコピー ”緑のぬくもり、自然環境づくり” も力不足です。


※本資料では、執筆者宮本が特に気になった4社のWebサイトを対象に診断を行っています。
※Webサイト調査時の検索順位を元に上位順に紹介しています。

執筆者紹介
宮本栄治(株式会社コスモブレインズ取締役)
「これまでの経験を活かし第一印象からWebサイトを診断しました。個人の主観による診断ではありますが、成果を上げるサイト、失敗するサイトには共通点があるものです。
対象企業すべてのサイトを比較したうえで、各サイト問題点を1点取り上げさせていただきました。」
《個人ブログ》「製造業のWebマーケティング」URL:https://eijimiyamoto01.blogspot.jp/