優れたBtoBサイトのポイントとは?≪施工実績ページのコツ≫

こんにちは!今回もサイト診断で見つけた優れたホームページをご紹介させていただきます。

建材業界のホームページで見かけることが多い施工実績ページですが、施工前後の写真のみを紹介するやり方に物足りなさを感じている担当者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回は、優れた施工実績ページを運用されているヤクモ(株)のホームページを紹介します。制振装置の施工実績ページを例に、どんな工夫をしたら良いのか?一緒にチェックしていきましょう。

こちらが実際のページです。

下記は施工実績ページの冒頭ですが、「竣工後でも大丈夫!既存建物の床揺れ問題を即日解決!」というキャッチコピーが目を惹きます。他の実績もキャッチコピーで内容が分かるよう工夫されており、ユーザー目線のページ作成が好印象です。

施工実績ページは【課題】→【対策】→【結果】の3部で構成されているのですが、順序立てて紹介されているので内容がスムーズに把握できました。このような紹介方法は見習うべきポイントと言えます。

では【課題】から見てみましょう。

こちらでは竣工後の床揺れ問題が起きた場合の代表的な対策が説明されています。予測される問題点(工事が大規模で長期間)について説明があるので知識の浅いユーザーにも分かりやすくなっています。一般的には【課題】のパートではクライアントの具体的な悩みが紹介されていることが多いのですが、今回のように代表的な対策について説明されているのも分かりやすいですね。

次は【対策】です。

クライアントに実施した対策について詳細が紹介されています。図、写真、表が使用されているので対策について具体的にイメージできるのが良いですね。今でも十分なのですが、「短時間作業」という部分が具体的に「○時間」となっているとよりインパクトがあるかもしれません。

最後に【結果】です。

対策前後の効果がまとめてありますが、文章だけでなく図による説明があることで信憑性が増しています。デザインがメインの製品では難しいと思いますが、製品導入による効果をデータ化出来る場合は、今回のように図やグラフを使った効果検証を取り入れてみると良いのではないでしょうか。

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今回のポイント

【課題】【対策】【結果】のように順序立てた構成を目指しましょう

施工前後の写真だけでは伝わらない事も多いので、なるべく順序立てて紹介するのがオススメです。今回のように【課題】【対策】【結果】が分かるような見せ方がベストではありますが、すぐに取り組むのは難しい企業さまは、「なぜ施工することになったのか?」「施工を行った結果は?」などできるところから文章化してホームページ上で紹介されると良いのではないでしょうか。

写真だけではなくひと手間加えた施工実績ページはいかがでしたでしょうか。皆さまもできるところからぜひ取り組んでみて下さいね。

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