直販はしていないからWebに力を入れる必要はない、本当にそれでいいですか?

こんにちは。

 皆さんにとって、企業のWebサイトとはどのような役割を担うものでしょうか。弊社は製造業や建築業界専門のWebコンサルティング会社ですが、代理店販売を中心としているクライアントからよくこのようなお声をいただきます。

「うちは直販はしていないんだけど、Webに力を入れる必要はあるの?」

 「代理店販売だからWeb活用の目的がわからない」

今回は代理店販売であってもWebに注力するべき理由について具体的に考えてみましょう。

企業としての信頼性、ブランドの認知度やイメージを高める

 いまや、Webサイトは企業の「顔」と言っても過言ではないほど、重要な存在になってきています。例えば皆さんが何か商品を購入する際、Webサイトの情報…商品情報はもちろんのこと、会社情報がしっかりしているサイトを無意識に選んでいませんか?逆に何となく怪しい会社だなと思ったり、信頼感に欠けるサイトでは、商品購入をしたいと思いませんよね?

これをBtoCではなく、BtoBに置き換えてみたらどうでしょう?企業間の取引となればさらに高い信頼性が要求されるでしょう。代理店販売であってもまずはWebサイトの体裁をしっかり整えておくことで、企業としての一定の信頼性を得られるのではないでしょうか。また、代理店を通して販売する場合、自社のブランドや商品の魅力をユーザーに十分に伝えることができない場合があります。Webサイトはもちろん、SNS、ブログ、You tubeなどのオンライン媒体をフル活用し、自社のブランドや商品の特徴や価値を訴求することが大切です。

顧客のニーズや行動を把握する

 代理店を通して販売する場合、エンドユーザーと直接接点を持てないため、ユーザーニーズや満足度を把握することが困難という一面もあります。Webサイトをうまく活用し、Webマーケティングをしっかり行なうことでデータを収集し、顧客の嗜好や動向を分析することができます。これにより、商品やサービスの改善や新商品開発、販売戦略の見直しに役立てることができます。 

販売チャネルや顧客層を拡大する

代理店側が注力する営業エリアや販売力、顧客層に頼りきりになると、販売を制限されるケースもあるのではないでしょうか。ECサイトなどのオンライン販売チャネルを活用すると、地域や時間に関係なく販売することができます。また、SEOやリスティングなどのWeb広告の手法を用いれば、自社のターゲット層以外の顧客にもアプローチできます。これにより、販売チャネルや顧客層を拡大することができます。 

すべてを代理店任せにするのではなく、販売元としてのブランドや信頼性の確立、また自社独自で顧客のニーズを把握したり、新たな販売チャネルを拡大していくことも必要なのではないでしょうか。その際、Webの活用は有益なツールと言えます。いま一度、自社のサイトを見直してみてはいかがでしょうか。

 

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