◎キャッチコピーのコツ
トップページの上部にある大きな画像のことをメインビジュアルというのですが、ユーザーの第一印象に大きな影響を与える、まさに【サイトの顔】と言える部分です。 大抵は目を引く画像とキャッチコピーから作られ、サイトの中でも特に重要な場所なのですが、サイト診断をしていると「メインビジュアルを改善すればガラッと印象が変わるのにもったいない!」と思うサイトにしばしば遭遇します。 そこで今回はメインビジュアルの中でも悩まれる方が多い【キャッチコピー】にスポットを当ててみたいと思います。ぜひ自社サイトのメインビジュアルと比較しながら読んでみてください!
こちらが今回紹介するメインビジュアルです。4枚のスライドで作られています。
まず際立っているのは、文字の読みやすさ!キャッチコピーの背景を黒くすることで文字の視認性が上がるよう工夫されています。このひと手間で見え方がまったく違いますね。
次に内容ですが、ユーザーが知りたい内容について順序立てて説明されています。
- スライド① 何の会社なのか?どのような特長があるのか?
- スライド② 具体的に何をやっているのか?
- スライド③ 実際に展示会やイベントで体感できるか?
- スライド④ ユーザーのメリットは何か?
もう少し詳しく見ていきましょう。
スライド① 創業57年の実績と独自技術で 給水管・排水管の更生工事に革命を。
- まずは最初に何の会社なのか?しっかり伝えています。
- 創業57年と具体的な年数が入っており信頼感につながります。
- サブコピー「ビルマンションから歴史的建造物まで累計2100棟の実績」はメインコピーの裏付けとなる具体的な数字を入れています。
スライド② 人に例えるなら、「内視鏡手術」。 配管を中から強化し、寿命を延ばす。
- 最初のスライドを受け、具体的にどんなことをやっているのか?を説明しています。専門的な用語を使って説明するのではなく、ターゲットユーザーが理解しやすいよう比喩が使われているのがGood!
スライド③ 最新のテクノロジーを 目で見て、手で触れて、実感できる。
- 実際に展示会やイベントで技術を体感できることを伝え、安心感アップにつなげています。
- これ自体はどの企業でも使える一般的なコピーですが、今回のように組み合わせるとより効果的な印象になります。
スライド④ 劣化した配管を復活できれば 建物の資産価値も末永く維持できる。
- ユーザー視点で説明されている点がとても良いです。
- 4枚のスライドの中で関心度も高いと思うので、一番最初に持ってくるのもアリかもしれません。
スライドを通じて一貫性のあるメッセージを伝えている点がとても良いです。 自社のPRだけで終わらずユーザーにどんなメリットがあるか?きちんと紹介しているので、悩みを抱えたユーザーから共感や関心を得られるのではないでしょうか。
◎今回のポイント
- メインビジュアルのキャッチコピーで自社の強みや特長を伝えることはもちろん大切ですが、ユーザー側の視点を取り入れ、より共感や関心をもってもらえるような第一印象を目指しましょう。
- せっかくキャッチコピーが良かったとしても、文字が小さかったり画像と被って読みづらければ効果は半減してしまいます。文字の読みやすさについても忘れずに気配りしましょう。