ロートアイアン業界

Webサイトの評価には、アクセス数などの客観的な指標だけでなく「実際にWebサイトを訪れたユーザーがどのように感じるのか」という主観的な評価も重要です。この資料では、製造業専門Webマーケティングコンサルタントの視点から、各企業のWebサイトを主観的に評価しコメントしています。業界内では得ることが難しい第三者の意見として、Webサイトの改善にお役立ていただければ幸いです。

診断日:2019年8月


株式会社メタルクリエイト

診断URL:https://www.metal-create.co.jp/

●診断内容

この診断ではWebサイトを見た第一印象から特に気になった点に絞り述べさせていただきます。細やかなところまで計算されたレベルの高いWebサイトです。
その中で唯一もったいないと感じたのが【施工事例】。絞り込み機能をつけて物件タイプと取り扱い商品から簡単に選べるようにすると、もっと使い勝手が良くなります。ロートアイアンでは施工事例が外せないコンテンツ。自社の魅力を最大限伝えるために細心の注意が必要です。良い点はとても多くあります。一番は展示場があること。約600点の展示品があるという他社にはない強みを数字で表現していることも良い点です。そして、国内自社工場をきちんとアピールできていること。供給体制に安心感があり、ユーザーが納期の心配をすることを防ぐ効果も期待できます。また「設計協力」による支援、プレゼンに必要なデザイン図の無料作成も効果的なコンテンツ。プロユーザーをしっかりサポートできる体制が整っていることもアピールできています。


株式会社御田製作所

診断URL:http://ondairon.com/

●診断内容

この診断ではWebサイトを見た第一印象から特に気になった点に絞り述べさせていただきます。パッと見て自社の特徴が伝わる良いWebサイトです。
メインビジュアルの画像の使い方が良く、【施工事例】の操作性もストレスが生じません。ほんの少しもったいないのが【製品一覧】と【施工事例】のメリハリのなさ。思い切って【施工事例】のみで勝負するのもアリだと思います。【製品一覧】をなくし、【製品一覧】内で紹介しているカラーバリエーションを【各種様式】に移動させても良いのではないでしょうか。メインコンテンツとそれ以外のコンテンツのメリハリをつけることも必要です。例えば、【製品動画】【ブログ】はパンチ力不足が否めません。グローバルメニューは【ロートアイアンとは】【各種様式】【施工事例】【会社概要】に絞り、導線を見直すと良いと感じました。また「ご注文について」「品質について」「お取扱いについて」も魅力的なコンテンツなので、もう少し導線を強化すると良いでしょう。少し気になることもありますが、全体的にはよくできたWebサイトだと思います。


株式会社よし与工房

診断URL:http://wroughtiron.homepage.jp/

●診断内容

この診断ではWebサイトを見た第一印象から特に気になった点に絞り述べさせていただきます。綺麗な画像がふんだんに使われているWebサイトです。
しかし、閲覧しづらいと感じる人もいるかもしれません。個人的には施工例を一番見たいと思ったのですが、施工例の一覧がテキストで縦長のため、探すのが少し面倒に感じました。また新着写真はあるのですが、画像が小さく選びにくいのももったいない点です。ユーザーが楽しみながら施工例を閲覧できる工夫が必要でしょう。WebカタログもFlashをインストールする必要があり不便です。またPDFのダウンロードに時間がかかることも問題です。この2つのコンテンツはほとんどユーザーに見られていないような気がします。施工例もWebカタログも美しいロートアイアンを見せるのが主目的のように思われますが、それならば施工例に一元化したほうが分かりやすいのではないでしょうか。ロートアイアンに興味を持ったエンドユーザーへの配慮も必要かもしれません。設計事務所や工務店などのプロに依頼する際のアドバイスや、直接問い合わせしてもらうために必要な情報などもわかりやすく説明しておくと良いと感じました。例えば「はじめて検討される方へ」というコンテンツを作り、ロートアイアンを依頼するハードルを少しでも下げる工夫も必要ではないでしょうか。


株式会社JCT

診断URL:http://www.jctmaterial.com/

●診断内容

この診断ではWebサイトを見た第一印象から特に気になった点に絞り述べさせていただきます。情報が上手く整理されておりストレスなく閲覧できます。
その中で気になったのが【製品一覧】。「ロートアイアン/ロートアルミ」「FRP・EPS・GRC」「家具」「石材」どれも製品説明がほどんどありません。【施工事例】への誘導はできていますが、製品説明やスペックなど本来の製品情報が提供できていません。また【カタログ一覧】で閲覧できるWebカタログも情報が少なく、具体的に検討をするには力不足の感が否めません。【素材提案・デザイン・製作】のページに自社の強みが掲載されていて、タイトルと中身がずれていることも気になります。中身にタイトルを合わせ「7つのメリット」もしくは「選ばれる理由」等にした方が良いでしょう。Webサイトよりも営業活動を重視されているのかもしれません。更新も2015年から止まっています。まずは定期的な更新と、無料のアクセス解析ツールであるGoogleアナリティクスの導入から始めることをお勧めします。


大和金属工業株式会社

診断URL:https://www.angelot.co.jp/

●診断内容

この診断ではWebサイトを見た第一印象から特に気になった点に絞り述べさせていただきます。2018年2月にリニューアルされ、更新もできていて好感の持てるサイトです。
【製品情報】を施工例で紹介していることで、シンプルにわかりやすく製品のことが理解できました。他のロートアイアンのサイトでは「施工例」と「製品情報」の違いがわかりにくいこともありますが、似たようなコンテンツを2つ掲載するくらいならこのようにシンプルにまとめてしまう方が良いでしょう。しかし、気になったことがないわけではありません。「直輸入家具・照明器具」のページの製品情報が少ないことがやや気になりました。詳細情報を掲載する、もしくは家具ショールームについて詳しく紹介し、来場を促すことなどを検討した方が良いでしょう。高額家具を購入もしくは提案する人の気持ちに寄り添った情報を掲載することが課題です。


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Webサイト診断

※本資料では、執筆者宮本が特に気になった5社のWebサイトを対象に診断を行っています。
※Webサイト調査時の検索順位を元に上位順に紹介しています。

執筆者紹介
宮本栄治(株式会社コスモブレインズ取締役)
「これまでの経験を活かし第一印象からWebサイトを診断しました。個人の主観による診断ではありますが、成果を上げるサイト、失敗するサイトには共通点があるものです。
対象企業すべてのサイトを比較したうえで、各サイト問題点を1点取り上げさせていただきました。」
《個人ブログ》「製造業のWebマーケティング」URL:https://eijimiyamoto01.blogspot.jp/