表面張力計業界

Webサイトの評価には、アクセス数などの客観的な指標だけでなく「実際にWebサイトを訪れたユーザーがどのように感じるのか」という主観的な評価も重要です。この資料では、製造業専門Webマーケティングコンサルタントの視点から、各企業のWebサイトを主観的に評価しコメントしています。業界内では得ることが難しい第三者の意見として、Webサイトの改善にお役立ていただければ幸いです。

診断日:2019年12月


協和界面科学株式会社

診断URL:https://www.face-kyowa.co.jp

●診断内容

この診断ではWebサイトを見た第一印象から特に気になった点に絞り述べさせていただきます。
おそらく同業者に比べ圧倒的なパフォーマンスを上げているサイトではないでしょうか。ほとんど言うことはありません。2018年6月時点で対応できていなかったSSLとモバイル対応もできておりさすがだなあと感心しました。一番優れていると感じた点は企業活動(営業活動)とWebサイトがうまく連携していること。他社の手本になるサイトです。というよりも、同業者が単に真似をするとかえってこのサイトを引き立ててしまうかもしれません。そのくらいよくできたWebサイトです。
ただ、とても細かいことですがサイト内検索の機能はなくても良いと思います。インデックスページ数が415ページの中規模サイトで、なおかつよく情報設計もできているので検索機能の必要性は低いはず。サイト内検索キーワードを分析しマーケティングに活用しているわけでないなら不要な機能です。


メイワフォーシス株式会社

診断URL:http://www.meiwafosis.com/

●診断内容

この診断ではWebサイトを見た第一印象から特に気になった点に絞り述べさせていただきます。
しっかり作りこまれたサイトですが、製品情報への導線ばかり強化していることが気になります。特に気になったのが【製品一覧(分野別)】【製品一覧(アプリ別)】です。それぞれよくできていますが、残念なことがあります。それはどちらもほぼ内容が同じこと。似たようなコンテンツを2つ用意する意味はありません。アプリのほうは事例であったり、その用途での一般的な目的や課題の解説、そして解決策や製品に求められる機能などを詳しく解説したほうがユーザーには喜ばれるでしょう。専門性の高い製品なので、あれこれ製品を探す切り口を増やすよりもお役立ち情報を追加したほうがサイトパフォーマンスは上がります。一見情報提供型のサイトのようなレイアウト・デザインになっていますが、中身はカタログサイトにとどまっているのが本当にもったいないと感じました。
グローバルナビの使い方も非常にもったいないです。製品一覧を2つ置くくらいならサポートを持ってきたほうがユーザーには使い勝手が良いでしょう。「消耗品一覧」や「動画一覧」などユーザーに喜ばれそうな良いコンテンツがあるので、それらの導線を強化することをお勧めします。


英弘精機株式会社

診断URL:https://eko.co.jp/

●診断内容

この診断ではWebサイトを見た第一印象から特に気になった点に絞り述べさせていただきます。
2019年9月2日にリニューアルしたサイトです。以前のサイトの課題が改善され、コンテンツの整理整頓が良くなりました。【サポート】や【アプリケーション】など良いコンテンツも多くストレスなく閲覧できます。その中でも一番感心したのは「お知らせ&イベント」内で案内されているセミナーです。定期的に専門性の高いセミナーを開催していることで説得力が増しています。
よくできたサイトですが、欲を言えばもう少しサイトのゴール設計を工夫すると良いと思います。問い合わせにプラスして、ユーザー登録(準備中のままになっているので早く公開することをお勧めします。)やセミナー申し込みをゴールとして設計したり、受託測定依頼も申し込み用紙のダウンロードではなくフォームでの申し込みにすることで、アクセス解析しやすいサイトに変えていくことができPDCAを回せるようになると思います。


株式会社あすみ技研

診断URL:https://www.contact-angle.jp/

●診断内容

この診断ではWebサイトを見た第一印象から特に気になった点に絞り述べさせていただきます。
シンプルでわかりやすいサイトです。製品販売だけでなく「いきなり購入するのはちょっと・・・」という人のためにレンタルを用意しているところも良い点です。製品一覧ページも平易な表現で初めての人でも自分に合った製品が選びやすくなっています。そして「製品仕様比較表」も親切な情報です。
しかし、何となく物足りないのです。あまり悪いところがないのに・・・良いサイトだなあと思えないのです。その理由は自社の強み・良さが見えてこないから。ユーザーに対するメッセージが見えないから。他社にない性能やメリットを紹介することは当然として、実績であったり、サポートであったり、技術力であったり、安心して選ぶ理由をもっと厚くすることをお勧めします。そして、判断に迷うユーザーを後押しするためのオファーを用意することも効果的です。もしユーザーからのお問い合わせが少ないとしたら、「この製品・会社が良い」と思わせる情報が少なく決断できないか、もしくはWebサイトのアクセスが少なすぎるかのどちらかだと思います。


株式会社ニック

診断URL:https://www.k-nick.com

●診断内容

この診断ではWebサイトを見た第一印象から特に気になった点に絞り述べさせていただきます。
2018年10月にリニューアルされていますが、サイトの中身はほとんど変わっていないようです。せっかくなので中身を変えることを重視すべき。今はほぼ会社案内とカタログという内容のサイトです。専門性の高いビジネスを行っているのでその持ち味が生きるようにコンテンツを厚くする必要があります。新規ユーザーにわかりやすく自社の技術力や実績を知ってもらうために、まずは技術論文や事例・実績の公開をお勧めします。そうすることで製品情報がより説得力を持つのです。
また、せっかくのレスポンシブデザインの良さが生かし切れていないように思います。大きなディスプレイで見ると間延びして見える点がもったいないと感じました。モバイル、タブレット、PC(ノートパソコンからデスクトップまで)それぞれで見栄えのするデザインを心がけましょう。


PDF版ダウンロードはこちら
Webサイト診断

※本資料では、執筆者宮本が特に気になった5社のWebサイトを対象に診断を行っています。
※Webサイト調査時の検索順位を元に上位順に紹介しています。

執筆者紹介
宮本栄治(株式会社コスモブレインズ取締役)
「これまでの経験を活かし第一印象からWebサイトを診断しました。個人の主観による診断ではありますが、成果を上げるサイト、失敗するサイトには共通点があるものです。
対象企業すべてのサイトを比較したうえで、各サイト問題点を1点取り上げさせていただきました。」
《個人ブログ》「製造業のWebマーケティング」URL:https://eijimiyamoto01.blogspot.jp/