屋上緑化業界

Webサイトの評価には、アクセス数などの客観的な指標だけでなく「実際にWebサイトを訪れたユーザーがどのように感じるのか」という主観的な評価も重要です。この資料では、製造業専門Webマーケティングコンサルタントの視点から、各企業のWebサイトを主観的に評価しコメントしています。業界内では得ることが難しい第三者の意見として、Webサイトの改善にお役立ていただければ幸いです。

診断日:2020年2月


山崎産業株式会社

診断URL:http://ryokuka.yamazaki-sangyo.co.jp/

●診断内容

この診断ではWebサイトを見た第一印象から特に気になった点に絞り述べさせていただきます。
【エコグリーンマットの特長】がとてもわかりやすく、土を使わない貴社製品の独自性・優位性を予備知識がなくても感じることができました。ユーザーに選ばれる理由が伝わる良いコンテンツです。そこから各緑化システムの解説や事例に至る導線もスムーズで、ストレスなく閲覧できました。
しかし、いくつか気になったことがあります。特に気になったのは、製品の検討に不可欠な価格の記載が見当たらないことです。「省エネ効果でどのくらいお得になるか」がわかっても、初期費用がわからなければなかなか具体的な検討には進めません。詳しくはお問い合わせくださいということなのだと思いますが、そのためのフォームがSSL対応していないことも大きな問題。大切な個人情報をお預かりするフォームのSSL化は対応必須事項です。加えて、現在はWebサイト全体をセキュリティー保護する常時SSL化が主流になってきているので早急な対応をお勧めします。
他にも、「ショールームのご案内」の福岡ショールーム見学申し込み用リンクが切れていたり、Googleカスタム検索を使用していることで競合他社の広告が表示されていたり、知らず知らずの内に見込み客を逃してしまっているかもしれません。導線のよく練られたWebサイトなのに・・・詰めの甘さが目立ちました。


株式会社トーケン

診断URL:http://greenbiz-token.jp/

●診断内容

この診断ではWebサイトを見た第一印象から特に気になった点に絞り述べさせていただきます。
シンプルで好感のもてるWebサイトです。貴社の「グリーンビズ-G」がどのようなものなのか?特長や構造、また従来の薄層緑化との違いなども説明されていて、初見でも理解できました。”都電荒川線 軌道緑化検証実験“ のような具体的な施工実績を増やすことで、さらにコンテンツが充実してくると思います。気になった点ですが、昨年と比べてトップページに「セラmixシリーズ」や「鐡重音」のような一般ユーザー向けの商品コンテンツが増えています。今後はこのような商品にもビジネスとして注力されていくのでしょうか。既存のビジネスの間に一般ユーザー向け製品のバナーが混在したりと、情報が煩雑になってきています。既存ビジネスと入り口を完全に分ける等の工夫が必要です。最後に、モバイル対応はされているようですがWebサイトの常時SSL化が未対応です。早急の対応をおすすめいたします。


ビルマテル株式会社

診断URL:https://www.builmatel.com/

●診断内容

この診断ではWebサイトを見た第一印象から特に気になった点に絞り述べさせていただきます。
第一印象はきれいだけど・・・弱いと感じました。TOPページのメインビジュアルに良い施工写真を使っているだけにもったいないというのが率直な印象です。商品の持ち味は ”樹木を倒さないリサイクル土壌” にあるはず。TOPページのメインビジュアルできちんと説明すると印象が大きく変わると感じました。英語で社名とキャッチを入れてもユーザーには響きません。その上で 「当社の強み(https://www.builmatel.com/k_ryokka/)」を徹底的にブラッシュアップすることをお勧めします。また【知財コンサルティング事業部】や【Airpeakのご購入】のビジネスは緑化ビジネスと性格が違うので、同じサイトで紹介しても相乗効果は期待できないと感じました。緑化ビジネス~潅水の情報に絞ったほうがユーザーにとってわかりやすいのではないでしょうか。


日本地工株式会社

診断URL:https://green.chiko.co.jp/

●診断内容

この診断ではWebサイトを見た第一印象から特に気になった点に絞り述べさせていただきます。
緑化の施工事例写真により緑化専門サイトだとすぐにわかるサイトです。トップページは、【屋上緑化】【壁面緑化】【屋根緑化】【地下支柱】【農業園芸】【土壌改良】の各専門サイトへの導線ページとなっているのですが、そもそも各専門サイトを作る必要があったのでしょうか?専門サイトを見た後、別の専門サイトを見たいと思っても導線が悪くなかなかたどり着きませんでした。ユーザーの使い勝手を考えれば、グローバルメニューを工夫し一つのサイトにまとめた方がすっきりすると思いました。また「お問い合わせフォーム」や「カタログダウンロード」がコーポレートサイトにリンクされているのも気になりました。せっかく緑化専門の特設ページを作っているのですから、専用ページを用意したほうがユーザーに親切です。
最後に2017年のサイトリニューアル以降、ほとんどの専門サイトでWebサイトのお知らせが更新されていませんでした。Webサイトは公開後が重要です。常に最新の状態にアップデートできるよう運営する必要がありそうです。


株式会社モス山形

診断URL:http://mos-yamagata.com/

●診断内容

この診断ではWebサイトを見た第一印象から特に気になった点に絞り述べさせていただきます。
パッと見ただけでもコケ緑化の商品を扱っている会社だということがよくわかるサイトです。
特に【コケ緑化とは】【緑化工法について】のページは、効果や特徴などの詳細が載っていて 導入後のメリットがわかりやすかったです。ただ、どちらのページに関しても「>詳しくはこちら」「>施工事例を見る」のボタンが押せないのが残念でした。せっかく次のページに遷移できる導線を作っているのなら、見てほしい次のページのリンク先設定までしておきましょう。 【コケの種類】のところも、日射量(日陰用/半日陰用/日向用)や用途(屋上緑化/壁面緑化/庭園/盆栽/コケ玉)別に分かれている方がより目的製品にたどり着きやすいと思います。 またお知らせも1~2年に1回展示会情報だけを更新しているようですが、施工事例など導入後のイメージが膨らみやすいような情報を定期的に更新した方がより貴社の良さが伝わると思います。常時SSLも対応していないようですが、この状態ではユーザーはセキュリティに不安を感じてしまいます。最低限ユーザーの個人情報を取得するお問合せフォームだけでも対応しましょう。


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Webサイト診断

※本資料では、執筆者宮本が特に気になった5社のWebサイトを対象に診断を行っています。
※Webサイト調査時の検索順位を元に上位順に紹介しています。

執筆者紹介
宮本栄治(株式会社コスモブレインズ取締役)
「これまでの経験を活かし第一印象からWebサイトを診断しました。個人の主観による診断ではありますが、成果を上げるサイト、失敗するサイトには共通点があるものです。
対象企業すべてのサイトを比較したうえで、各サイト問題点を1点取り上げさせていただきました。」
《個人ブログ》「製造業のWebマーケティング」URL:https://eijimiyamoto01.blogspot.jp/