防滑コーティング業界 Webサイト診断

 

ホームページの評価には、アクセス数などの客観的な指標だけでなく「実際にホームページを訪れたユーザーがどのように感じるのか」という主観的な評価も重要です。この資料では、製造業専門Webマーケティングコンサルタントの視点から、各企業のホームページを主観的に評価しコメントしています。業界内では得ることが難しい第三者の意見として、ホームページの改善にお役立ていただければ幸いです。

診断日:2022年3月


目次

株式会社ゲンイチ

診断URL:http://www.genichi.jp/

●診断内容

この診断ではホームページを見た第一印象から特に気になった点に絞り述べさせていただきます。
”安全対策はお済みですか 転倒事故が起きるその前に” は防滑専門の会社と分かるキャッチコピーではあるのですが、貴社の特長を表すには物足りなさを感じました。「関東シェアNo.1の防滑材」や「鉄道会社採用No.1」といった強みの方が第一印象としてはインパクトがあると思います。他の企業には真似できない強みなのでメインビジュアルやTOPで活用されると良いのではないでしょうか。次にコンテンツですが、商品説明は充実していますし【導入実績】も画像だけで終わらず説明が入っている点に共感を持ちました。さらなる改善を目指すのであれば、製品ごとに説明されている部分を、用途やお悩み別にされるとよりユーザーが自分事として関心を持ってくれると思います。
最後に、画面の表示幅が狭いため(左メニューが常に表示されているため)内容の見づらさを感じました。またSSLが非対応な点、各種デバイスに対応したレスポンシブデザインが未対応な点も気になります。そろそろサイトリニューアルの時期なのかもしれません。



有限会社大阪セーフティ

診断URL:https://safety2.jp/

●診断内容

この診断ではホームページを見た第一印象から特に気になった点に絞り述べさせていただきます。
随所から自社の技術に自信を持っていることが伝わってきました。「有限会社大阪セーフティ」というよりも創業者である「内藤憲道」氏のカラーが強く出ておりかなり個性的です。TOPの ”なぜ、地方の防滑職人に多くの大手企業から滑り止め依頼が殺到するのか?” というキャッチコピーも引きが強く、グローバルメニュー【特異性】の ”滑り止め施工で、こんな問題はありませんか?” というメッセージや “まずは現場相談と無料デモを試してみませんか?” というオファーも明確です。各ページのコンテンツも具体的でわかりやすく、職人と顧客という「人」対「人」の構図がよく伝わってきました。メンテナンスマニュアルについて言及されている点なども親切です。欲を言えば、ヘッダーに用意されている「よくある質問」などと併せてサポート情報が一箇所にまとまっていると既存客や検討中ユーザーには親切かもしれません。また、ヘッダーとは別に【製品紹介】にも「よくある質問」があるので、こちらもまとめてあげた方が良いでしょう。とは言え、個性の活きたよくできたサイトです。


※本資料では、執筆者宮本が特に気になった2社のホームページを対象に診断を行っています。
※ホームページ調査時の検索順位を元に上位順に紹介しています。

執筆者紹介
宮本栄治(株式会社コスモブレインズ取締役)
「これまでの経験を活かし第一印象からホームページを診断しました。個人の主観による診断ではありますが、成果を上げるサイト、失敗するサイトには共通点があるものです。
対象企業すべてのサイトを比較したうえで、各サイト問題点を1点取り上げさせていただきました。」
《個人ブログ》「製造業のWebマーケティング」URL:https://eijimiyamoto01.blogspot.jp/

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