木製公園遊具業界 Webサイト診断

 

ホームページの評価には、アクセス数などの客観的な指標だけでなく「実際にホームページを訪れたユーザーがどのように感じるのか」という主観的な評価も重要です。この資料では、製造業専門Webマーケティングコンサルタントの視点から、各企業のホームページを主観的に評価しコメントしています。業界内では得ることが難しい第三者の意見として、ホームページの改善にお役立ていただければ幸いです。

診断日:2021年12月


目次

株式会社ウッドウォームズ

診断URL:http://www.wood-warmth.com/

●診断内容

この診断ではホームページを見た第一印象から特に気になった点に絞り述べさせていただきます。
パッと見て木製遊具メーカーと分かるメインビジュアルや、動画を用意し分かりやすく商品説明されている点は好感が持てます。ただページを読み進めるうちに、どのページを見ても上部にいつも商品バナーがあってスクロールしないと見たい内容に辿りつけない点が気になりました。興味をもって沢山ページを見ているユーザーの中にはストレスを感じる方もいらっしゃるかもしれません。商品バナーはTOPページだけに留め、他のページは取ってしまった方がすっきりするでしょう。次に「木製遊具設置例」ですがカタログ形式で紹介されているので、まとめて事例を確認したい方には便利だと思います。反面、特定の商品に絞って事例をチェックしたい場合は使いづらさを感じました。カタログとは別にページでも紹介されているとより親切でしょう。また現状ではTOPページの中で埋もれてしまっているので、グローバルメニューに設置すると目に留まる確率上がると思います。最後に通販サイトにもかかわらずSSL未対応なのは大きな問題です。早急に改善されることをオススメいたします。



株式会社キートス

診断URL:https://kiitos1976.com/

●診断内容

この診断ではホームページを見た第一印象から特に気になった点に絞り述べさせていただきます。
メインビジュアルやキャッチコピーから、木製遊具メーカーということがすぐに分かります。商品ページも「オススメポイント」がまとめられていたり、画像も多用されているので分かりやすいです。各商品ページから【導入事例】が見られるようになっていたり、動線も工夫されています。気になった点ですが、【お問い合わせ】の中の「よくあるご質問」について、もう少し納品やサポート、メンテナンスに関して書かれているとユーザーも安心ではないかと思います。「サポート・メンテナンス」というメニューが別にあっても良いかもしれません。通販サイトのグローバルメニューですが、【商品一覧 】を押すと準備中になってしまいます。左のサイドメニューを押すと商品は表示されるのですが、ユーザーに不信感を与えないためにも早急に対応されたほうが良いでしょう。また、FAXのボタンを押すと「電話およびFAXが繋がらない状態となっております。2021年2月末頃復旧予定です」というメッセージが出たままになっています。まだ復旧の見込みが立たない場合は、お問い合わせはメールのみにした方が良いでしょう。



株式会社中村体育

診断URL:http://nakamurataiiku.com/

●診断内容

この診断ではホームページを見た第一印象から特に気になった点に絞り述べさせていただきます。
やわらかい雰囲気のデザインとメインビジュアルから、子ども向け製品を扱った会社だということが伝わります。【製品一覧】は品番・品名どちらからでも検索できて便利ですし、写真のみですが特注品の情報が見られることも好感が持てました。しかし競合サイトと比較すると決め手に欠ける印象があります。特に個々の製品情報が淡泊で、その製品ならではの良さが伝わってきません。アピールポイントを記載したり製品ページから該当製品の施工例にリンクさせるなど、きちんと魅力を伝えることを意識しましょう。また、各製品ページの上部に英語で警告が表示されています。Wordpressからの警告とお見受けしますが一見するとスパムのようにも見えるので早急に対応しましょう。
細かいことではありますが【最新情報】内の画像をクリックすると同じタブ内で開くため、画像を閉じる際に誤ってサイト自体を閉じてしまうユーザーも少なくないと思います。画像もPDFファイル同様、別タブで開くよう設定されることをオススメします。


※本資料では、執筆者宮本が特に気になった3社のホームページを対象に診断を行っています。
※ホームページ調査時の検索順位を元に上位順に紹介しています。

執筆者紹介
宮本栄治(株式会社コスモブレインズ取締役)
「これまでの経験を活かし第一印象からホームページを診断しました。個人の主観による診断ではありますが、成果を上げるサイト、失敗するサイトには共通点があるものです。
対象企業すべてのサイトを比較したうえで、各サイト問題点を1点取り上げさせていただきました。」
《個人ブログ》「製造業のWebマーケティング」URL:https://eijimiyamoto01.blogspot.jp/

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