「ホームページが古くなってきたから、そろそろリニューアルしよう」
そう思ったとき、まずやるべきことは“デザイン会社を探す”ではありません。
実は、リニューアル前に考えるべき準備や分析を怠ると、「見た目だけ変わったけど成果が出ないホームページ」が出来上がってしまうケースが多いのです。
今回は、BtoB企業や製造業がホームページのリニューアルを成功させるために、事前に必ず実施すべき5つのステップをご紹介します。
ステップ1. 現在のホームページの目的と役割を明確にする
まずは「なぜホームページを持っているのか?」「何を達成したいのか?」を再確認しましょう。
目的によって、設計やコンテンツの方向性は大きく変わります。「誰に何を伝えるのか」を明文化しておくことが第一歩です。
・新規リードを獲得したい(問い合わせ・資料請求)
・既存顧客へ信頼感を提供したい(企業姿勢・技術力の訴求)
・採用を強化したい(会社の雰囲気やビジョンを伝える)
ステップ2. アクセス解析データを確認する
GoogleアナリティクスやSearch Consoleなどのツールで、現在のホームページがどのように使われているかをチェックしましょう。「今うまくいっている部分」は残す、「機能していない部分」は改善対象とするために、現状分析は欠かせません。
・よく見られているページ/全く見られていないページ
・自然検索・広告・紹介など、訪問経路の内訳
・滞在時間や直帰率などのユーザー行動データ
ステップ3. 営業や顧客対応の現場の声を聞く
実際に顧客と接している営業担当やカスタマーサポートからは、Webだけでは見えない「リアルな課題」や「よくある質問」を聞くことができます。これらは、ホームページのコンテンツ設計のヒントになるだけでなく、CVポイント(コンバージョン導線)を考える上でも非常に重要です。
・よくある問い合わせの内容
・営業商談時によく見せているページ
・競合と比べられやすい点
ステップ4. 想定しているユーザー像(ペルソナ)を明確にする
ホームページの設計では、「誰に」「どんな言葉で」「どんな導線で」伝えるかがカギになります。
そのためには、ユーザー像を整理しておくのが効果的です。社内の思い込みではなく、実際の顧客に近い視点で整理することが大切です。
・想定する訪問者の職種は何か?(設計・購買・経営者など)
・抱えている課題は何か?(納期・品質・コスト・技術相談)
・訪問者がホームページに何を期待しているか?
(資料をダウンロードしたい/事例を確認したい/仕様を確認したいなど)
ステップ5. リニューアルの「成功」をどう定義するかを決める
「かっこよくなった」「見やすくなった」で満足してしまうと、成果につながらないリニューアルになってしまいます。定量的な“成功基準”をあらかじめ設定しておけば、デザインや構成の判断軸がブレにくくなります。
・月間○○件の問い合わせを目標にする!
・採用ページの応募率を上げたい!
・特定ページの滞在時間を改善したい!
ホームページのリニューアルは、単なる見た目の刷新ではなく、貴社の事業戦略と密接に連携した重要なプロジェクトです。事前準備を丁寧に行うことで、リニューアル後のホームページが「成果につながる」可能性は飛躍的に高まります。
まずは、「なぜリニューアルするのか?」「そのために何が足りていないのか?」を社内でじっくり話し合うところから始めてみてください。
ホームページの改善・リニューアルは、現状把握が大切です。コスモブレインズでは、無料ホームページ診断や無料アクセス診断を承っております。お気軽にご相談ください。