2013年8月5日発行号のメルマガコラムをお送りいたします。
Googleアナリティクスではたくさんの情報を取得することができますが、中でもユーザーが検索に使用するキーワードが確認できるというのは貴重な情報の一つではないでしょうか。
キーワードを見ながら「ユーザーはこういうキーワードで検索をするのか、なるほど~」なんて思っている時に、「not set」と「not provided」という 用語を見かけた事があるかと思います。
特に「not provided」に関しては、最近ではキーワードの上位に来ている場合も多く、「一体どういう意味だろう?」という疑問をお持ちの方も多いのでは ないでしょうか?
そこで、7回目の紛らわしい用語解説は「not set」と「not provided」の意味 について解説していきたいと思います。
まずは「not set」です。
「not set」とは、Googleがキーワードを判別できなかった場合に表示されます。
例えば、『参照元が検索エンジンの検索結果ページ以外の訪問』や 『リダイレクト等で参照元の情報を取得できなかった訪問』のように、 そもそもキーワード情報を持たない訪問の場合に表示されます。
簡単にまとめると「not set」とはGoogleが分からなかったキーワードという 意味です。
では「not provided」とは何でしょうか?
「not provided」とは、検索ユーザーのプライバシー保護の観点から通信の 暗号化によりキーワード情報が取得できない場合に表示されます。
具体的には、Googleアカウントにログインした状態でユーザーが検索した場合 には、キーワードが取得されません。またGoogleアカウントに未ログインの 場合でも主要なブラウザ(IEやGoogle chromeなど)の一定バージョン以上を 使っている場合ではキーワードが取得されなくなっています。
簡単にまとめると「not provided」とはGoogleが教えてくれなかったキーワード という意味です。
最近ではこの「not provided」の割合が増加してるケースが多くなっており、アメリカの最新の調査によるとGoogleからWebサイトへのトラフィックのうち 40%弱のキーワードが公開されなくなったという結果も確認されているようです。
残念ながら日本国内でも、今後「not provided」の割合が増えてくることは 避けられない状況にあるようです。
「not set」と「not provided」は似ているようで意味が異なります。
キーワードデータを見る際には皆さん注意してくださいね。
(企画部 村上)
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まずはこれだけ押さえよう!Googleアナリティクス~用語解説編~(全26ページ)
アクセス解析…と聞くと、ついつい敬遠しがちになってしまう方も多いと思います。
本レポートは「まずはこれだけ押さえよう!Googleアナリティクス~用語解説編~」ということで、Googleアナリティクスでよく耳にする紛らわしい基本用語をまとめています。
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