前回は、ビックキーワードとロングテールキーワード(スモールキーワード)について解説しました。
キーワードの種類によってユーザーの気持ちの段階や興味度が異なります。検索するときのユーザーニーズを理解してサイトコンテンツを考えたり、集客に活かしていく必要があります。
今日はキーワードを集客に活かしていく時にお勧めの集客予測について解説いたします。
予測方法はとても簡単です。
キーワードの月間検索回数と掲載順位ごとのクリック率でどのくらいの集客が見込めるのか予測ができます。
掲載順位ごとのクリック率は色々なデータが存在しますが、検索結果の1ページ目から目的のWebサイトをクリックする人は全体のおおよそ52%を占めると言われています。つまり、1ページ目だけで約半数の人がクリックをしているということです。
具体的に、検索順位ごとのクリック率を見ていきましょう。
例えば「キッチン タイル」を例に集客予測をしてみます。
「キッチン タイル」はgoogleで1か月間に2,400回検索されています。
検索順位1位のクリック率は、(これも色々な説がありますが)一般的に約15%、2位で約10%、
3位が約7%、4~5位で約5%、6~8位で約2%台、9~10位では約1%台と言われています。
「キッチン タイル」の1ページ目の検索結果で予測してみると、
- 検索順位1位へのアクセス:2,400×15%=360回
- 掲載順位10位へのアクセス: 2,400×1%=24回
同じ1ページ目でも、1位と10位とでは、これだけの差があります。
検索エンジンにおいて1~2位までが特にクリック率が高くなる理由は、検索結果画面のファーストビューに入るからです。(ファーストビューとはユーザーがサイトにアクセスした際に、一番最初に表示される画面の範囲のこと。)
逆にこのファーストビュー内に入っていないと、クリックされる確率が格段に減っていくわけですね。
ざっくりではありますが、これで集客予測が簡単にできます。
状況によって集客予測は変動しますし、SEOによって必ずしもキーワードを上位掲載できるわけではないですが、このような集客予測は非常に大切です。効率的に時間と予算を使うためにも、集客予測をしてみてはいかがでしょうか?
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