先日、インプレッションシェアについて基本的なところを解説いたしました。
本日はインプレッションシェアの低い原因がわかる「インプレッションシェア損失率」という指標について解説いたします。
インプレッションシェア損失率とは?
インプレッションシェア損失率とは、インプレッションシェアを損失している割合を表します。インプレッションシェアとインプレッションシェア損失率を合計すると100%となります。
インプレッションシェア損失率は下記の2種類があります。
- インプレッションシェア損失率(予算)
- インプレッションシェア損失率(広告ランク)
この2つの指標を見ると、インプレッションシェアを損失している原因が予算なのか、広告ランクなのか、がわかります。
ひとつづつ見ていきましょう。
インプレッションシェア損失率(予算)
検索広告で広告を表示する機会があったものの、予算不足(キャンペーンの1日の予算)により表示されなかった回数の割合のことです。
このケースで広告の表示回数を増やすには、予算の引き上げを考えます。
例えば、キャンペーンの1日の予算が1,000円で、インプレッションシェア損失率(予算)が50%となっていた場合、キャンペーンの1日の予算を2,000円に引き上げると広告の表示回数が高まります。
※インプレッションシェアの上昇、インプレッションシェア損失率(予算)の低下。
インプレッションシェア損失率(広告ランク)
検索広告で広告を表示する機会があったものの、広告ランクが低かったために表示されなかった回数の割合のことです。
広告ランクとは「広告の品質」×「入札価格」によって決まります。
つまり、広告ランクが低いということは、広告の品質や入札価格が低いことが原因ですが、どちらが低いということまではわかりません。
広告の表示回数を増やすには、広告の品質を向上させるか、入札単価の引き上げを考えます。
広告の品質の確認方法は下記の記事を参考にしてください。
入札単価の引き上げは、平均掲載順位やオークション分析を参考にします。
まとめ
本日はインプレッションシェアが低い原因がわかる「インプレッションシェア損失率」について解説いたしました。インプレッションシェアが低い時は、インプレッションシェア損失率を確認し、損失している原因に対して、適切な対応をしていけば改善することができます。
まずは、インプレッションシェアやインプレッションシェア損失率を確認してみてくださいね。
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