Webディレクターが教える、サイト制作時に考えるべき7つのこと:7限目 Webサイト。誰につくってもらう?

Webディレクターが教える、サイト制作時に考えるべき7つのこと:7限目 Webサイト。誰につくってもらう?

前回のおさらい

Webサイト制作にかかるコストは制作会社さんや個人のWebデザイナーさんによる“考え方”の違いから、 “まったく異なる観点”の見積もりが提示されます、ということと、 運用・更新に関するコストも念頭においてください、というお話しをさせていただきました。

詳しくは前回の記事をご覧ください。

6限目 Webサイト制作の予算感を考える

では7限目です。

Webサイト制作を発注する「あなた」の社内ポジションは?

例えば大きな企業様であればWebサイトに対してそれなりの予算をかけ、専門のスタッフによる部署を立ち上げ、管理や運営をしているのだと思います。

ですが中小の企業様では、専任で担当者を置くことも難しいのではないでしょうか?

必ずしもWebの専門家が担当者になるわけではなく、少しパソコンに詳しい、広報や総務の部署にいる、年齢が若いなどの理由で「担当者」になられているケースを多く拝見いたします。

このような「専門家」ではない方は、一体どこにWebサイト制作を依頼すればよいのでしょうか?

そもそもWeb制作会社ってどのような存在?

「以前お付き合いしていた制作会社さんと音信不通になった」
「依頼をしても作業が遅いしコストも高い」

このようなお話しを聞くこともあります。

私がよくお話しするのは「依頼主とWeb制作会社は末永くビジネスパートナーになりますよ」ということです。 これまでの講義でもお話しいたしましたが、Webサイトは「育てるメディア」なのです。

したがってWebサイトの制作~完成というのはゴールではなくスタートとなります。

Webサイトに正しい情報を掲載し、定期的にメンテナンスを行い、アクセス解析を継続的に行うことで課題を発見し、その課題解決のためにWebサイトへ新たな試みを施す。

このような作業を依頼主と二人三脚で行なっていく存在が「Web制作会社」です。

そのWeb制作会社には「戦略」がありますか?

Webサイトをつくるだけの制作会社は、本当にたくさんあります。

ただし、あなたの会社の目的を明確化し、叶えてくれる制作会社は、それほど多くはありません。

つくることしかできない制作会社と目的を叶えるWebサイトをつくれる制作会社の違いは、「企画戦略」と「集客戦略」があるかどうかだと思います。

目的とターゲットを明確にし、それを実現するための「戦略」を提案してくれるようなパートナーを見つけること。 これがWebサイトの正否を分けると言っても過言ではないと思います。

制作会社をお探しでしたら、まず「企画戦略を含めたご提案をいただけますか?」と聞いてみるのも良いでしょう。デザインやコーディングなど「つくること」ばかりをアピールしてくる制作会社は要注意です。

Web制作会社を選定するにあたり。

いきなり結論から申し上げますが、相見積もりやコンペを前提とすることはお勧めいたしません。

企画やデザインを作成するのにも、多大な時間や知恵、もちろん人件費を必要といたします。 コンペなどで受注がかなわなかった際には、これらのリソースがすべてゼロになってしまうのです。

私も紙メディアでお仕事をしている時には制作をする側に立っていたので、この怖さがよくわかります。

見積もりに関しても同様です。 まだ、「なにがしたいのか」すら明確化されていない状況で、一体なんの見積もりを作成すればいいのでしょうか?

このように一般的には企画やデザインなどの「知財」とも呼ばれるリソースに関して、軽く考えている人が多いと感じています。

やはりゼロ円になってしまうかもしれない案件に、時間と手間をかけて「知財」を投入するのは制作会社側にとってもリスクでしかありませんから。

結局、どこに依頼をすればいいのでしょう?

これも答えから申し上げましょう。

それは「あなたの会社のコトを良く理解してくれているパートナー」に、です。 当たり前のようで、なかなか難しい答えになってしまいました。

私たちの属している、いわゆる製造業(生産財)や建築部材などを取り扱っている専門性の高い業界では、一般的に目や手にする商品と異なり、その製品がなんであるのか?どこで(に)使われているものなのか?競合となる製品や企業は? など、予備知識が無ければ到底見当もつかないことばかりが知識として必要になります。

もちろん、あなたがこれらをイチから理解できるようにパートナーである制作会社に説明ができるのであれば何も問題ありませんが…

相見積もりやコンペの依頼ではなく、まずは「お問い合わせ」をして打ち合わせの機会を設けてはいかがでしょうか。

講義のまとめ

さて、いかがだったでしょう? 私が普段お打ち合わせをする際に聞かれる事などを簡単にではありますが、全7回という講義にまとめてみました。

Webサイトの制作とは「クライアントの抱えている課題を解決する」ための一つの方法論だ、と考えています。そしてWebマーケティングとは「Webを活用して誰に何を伝えるのか?」を考え、実行することにあると思います。

そのためには「課題」をクライアントと共有し、認識・理解を共に深めていくことがとても重要になります。 もしも私たちの考え方に興味をお持ちになりましたら、ぜひ「お問い合わせ」ください。しっかり「打ち合わせ」をいたしましょう。

長い間お読み頂きありがとうございました。この講義が少しでもあなたの仕事に役立てれば幸いです。

(デザイン部 山崎)

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製造業Web担当者のためのWebサイト制作ガイド(全30ページ)

製造業Web担当者のためのWebサイト制作ガイド(全30ページ)

本レポートではサイト制作やリニューアル時に考えると『良い』と思われるコトをWebサイトをディレクションする側の目線でまとめました。サイト制作の技術的な話ではなく、考え方の部分にフォーカスした内容です。

サイト制作でお困りの方は、ぜひご一読ください。

※本レポートは「Webディレクターが教える、サイト制作時に考えるべき7つのこと(全7回)」のコラムを再編集したものです。

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