Webディレクターが教える、サイト制作時に考えるべき7つのこと:2限目 そのWebサイトは誰に見てもらうのですか?

Webディレクターが教える、サイト制作時に考えるべき7つのこと:2限目 そのWebサイトは誰に見てもらうのですか?

前回のおさらい

「どんなサイトが良いWebサイトなのですか?」という目線のもとに、Webサイトの「目的」と「目標」を考えてきました。

「目的」を考えることは、Webサイトを制作する際の「コンテンツ」を決めるために極めて重要だというコト。「目標」を具体化することは「目的」が正しく機能しているのかを判断するために欠かせないコト、でしたね。

詳しくは前回の記事をご覧ください。
1限目 “良いWebサイト”とはどんなサイト?

では2限目です。

あくまでもユーザー中心に考える

Webサイトの「目的」と「目標」は考えてみました。

ではせっかく考えて作ったWebサイトは「誰に見てもらうの?」ということを考察することが今回の授業になります。

これまで多くのWebサイトは、情報を提供する側が訴えたい内容だけを一方的にフォーカスしていることが一般的でした。ようは、自分たちの言いたいことだけを発信していた…ということになりますね。

しかし、本来Webサイトを訪問して「目的」を果たすのは、画面の向こう側にいる利用者(ユーザー)なのです。
したがって、現在のWebサイト制作の基本となる考え方は、利用者の目的をできるかぎり果たせるように、
「ユーザーを中心に考えた」Webサイトの設計を行うことになると言えます。

架空の人物像…ユーザーペルソナとは?

これまでは対象となる利用者像を大まかに分類してターゲット層として想定していました。
ここでちょっとした疑問。

例えば想定しているWebサイトは《建築部材》を取り扱っているのだとしましょう。

対象のターゲット層は、「プロユーザー」と呼ばれる層とお施主様と呼ばれる「一般ユーザー」に分けて従来は考えていました。一見したところ何も問題はないように思えます。しかし、ここに落とし穴が。

そもそも「プロユーザー」って誰? ということです。

ここで言う「プロユーザー」とは、設計に携わる建築士の方から、より良い建材をチョイスするコーディネーター、もちろん施工にあたる工務店さんや施工業者の方など、ひとくくりに「プロユーザー」と言っても《建築部材》に関する知識や理解度には大きな違いがあるユーザー層なのです。

もっと細分化すれば、建築士の方でも該当する《建築部材》を普段からご利用されている方から、初めて使う方、今まで使っていた部材の代替品を探している方など、千差万別になりますよね?

一般の消費財を扱うWebサイトであれば、性別や年齢、性格や嗜好、地域や生活スタイル、心理状態などから架空の人物像を作り上げることをユーザーペルソナと定義していますが、

私たちB2B…特に製造業や建築部材を取り扱っているWebサイトであれば、上記のような「プロユーザー」などをセグメント分けし、利用者像を描いていく(想定していく)ことが大事だと考えています。

なぜ「具体的」なターゲット設定が必要なのでしょうか?

結論から言いますと「伝えたい相手に、確実に情報を伝えたいから」ということになります。

発信をする情報が「興味を抱いていない」ユーザーにしか発信できていないとしたら、せっかくの情報も、そのユーザーにとっては「価値のない情報であり不要な情報」として受け取られてしまうかもしれないからです。

したがって、情報を得ることにより「行動を起こしてくれる(であろう)人」に向けて伝えることに意味があると考えています。

2限目のまとめ

今回は「目的」と「目標」を設定したWebサイトを「誰に見てもらうのか?」を考えるきっかけのお話しをいたしました。

この「誰に?」を具体化するためには、私たちにとってクライアント様へのヒアリングが必要不可欠です。
とくに営業職に就かれている方のご意見は非常に参考になります。現場に一番近い場所にいるわけですから当然かもしれません。

個人的にも、この「ターゲットの設定」については、本当に難しくいつも悩みます。

例として私の設定の方向性を示させていただきました。他にももっと有効的な見つけ方もあると思います。
ぜひ、皆さまの声をお聞かせください。

では3限目「Webサイト利用者の行動を予測する?」でお会いしましょう。

(デザイン部 山崎)

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製造業Web担当者のためのWebサイト制作ガイド(全30ページ)

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本レポートではサイト制作やリニューアル時に考えると『良い』と思われるコトをWebサイトをディレクションする側の目線でまとめました。サイト制作の技術的な話ではなく、考え方の部分にフォーカスした内容です。
サイト制作でお困りの方は、ぜひご一読ください。

※本レポートは「Webディレクターが教える、サイト制作時に考えるべき7つのこと(全7回)」のコラムを再編集したものです。

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