今回はサイトリニューアルについて少しお話してみます。
Webの担当者になられると当然いつかは「サイトリニューアル」の話が出てくるのではないかと思います。それが今なのか来年なのか3年後なのかは分かりませんが、「リニューアルする」ということ自体をまず考えてみませんか。
リニューアルを考える前に
そもそも、Webサイトをリニューアルをするということは何をすることなんでしょうか。
見栄えをかっこよくすること?
もっと伝わりやすいページにすること?
そういうことも最終的には作業として取り組んでいくべきことですが、Webサイトで「見に来てくれた人に何を伝えたいか、どういった行動をとってほしいか」という目的・目標を先に考えるのが大切です。
思いつきのリニューアルはやめよう
目的も目標も分からない、新しいコンテンツもない、訪問者からの要望も分からない。そんな状態で見かけだけのリニューアルをしても見た目が変わっただけで何の進歩もなく無駄なコストを消費するだけになってしまいます。
リニューアルは今のWebサイトで伝えきれていない情報を、より正確に、かつわかりやすく訪問者に伝える仕組みとコンテンツを再構築することが本来の役割です。
「現状のWebサイトの改善」、「新規事業や新製品の展開」、「時代の変化による業態変更」などきっかけは様々ですが、その根っこがぶれないように考えていくのが大事なのではないでしょうか。
何でリニューアルするのか
Web担当者の方は、ここまで書いてきたことを頭の中に入れた上で、「何でリニューアルするのか」、「今のWebサイトの問題点は何なのか」、「今のWebサイトに何が不足しているのか」を検討してみたり、あてはまる内容や仮説を書き出したりしてみてください。そうすることで「何でリニューアルするのか」というイメージが少しは思い描けるようになってくるのではないでしょうか。
そして、このプロセスはリニューアルが完成したあとも延々と続けていくものです。リニューアルは単なる通過点です。
ですので、より良いサイトにするためには頑張り続けないといけないわけですね。
(デザイン部 奥井)
お役立ちレポートダウンロード
製造業Web担当者のためのWebサイト制作ガイド(全30ページ)
本レポートではサイト制作やリニューアル時に考えると『良い』と思われるコトをWebサイトをディレクションする側の目線でまとめました。サイト制作の技術的な話ではなく、考え方の部分にフォーカスした内容です。
サイト制作でお困りの方は、ぜひご一読ください。
※本レポートは「Webディレクターが教える、サイト制作時に考えるべき7つのこと(全7回)」のコラムを再編集したものです。