建築業のアクセス解析

このページでは、建築業のアクセス解析で押さえておきたいポイントをご紹介致します。
建築業の中でも建材や設備機器メーカー様を想定しております。

アクセス解析にこだわりすぎない

現実的に建材・設備機器メーカーの場合、一部の企業を除いてはアクセス解析をじっくりと行なうことは難しいのではないでしょうか。担当者はWebマーケティングだけを担当しているわけではなく、広告宣伝やカタログ制作、展示会等の販促全体を見ているため、時間的制約や人的リソースの問題でできることは限られています。

その制約の中で細部までデータを追いかけることや日別や週別でデータをモニタリングしておくことは現実的ではありません。アクセス解析でできることは現状把握ですので、解析データの細部を見る前に、まずWebサイトの大まかな傾向や基本的な指標を押さえておきましょう。その上で仮説に対しての検証には細部のデータを見ていく方が効率的です。

特に中小規模のWebサイトの場合、多大な時間をかけて解析データから改善施策を見つけていくよりも、事前に設定した仮説に対しての検証にアクセス解析を活用した方が効率的にビジネスに活かせると思います。

リアルな場との接点を考える

アクセス解析というとWebサイトへの集客数やページビュー、コンバージョン(お問い合わせや資料請求などWebサイトの目標)といったことに思考がいきがちですが、建材・設備機器メーカーの場合、もっとリアルな場との接点を考えてもいいのではないかと思っています。その代表格はショールームへの誘致やイベントへの集客です。

建材・設備機器メーカーではショールームを構えている企業も少なくないと思います。ショールームとは言わないまでも実際に製品を見たり、触ったりできるスペースは意外とあるように感じています。建築プロユーザーやお施主の立場から考えると、Webサイトやカタログだけではなく実際に製品を見たり、触ったりしてみたいと思うのは当然です。その時にショールームやイベント(展示会)情報は重要なコンテンツではないでしょうか。

Webサイト内のショールーム紹介ページがどの程度ショールームへの送客につながっているのか、訪問数・ページビュー・ページ滞在時間を確認してみてください。よくあるのはショールーム紹介ページが会社紹介や事業所ページと同じページに入っているケースです。同じページに混在してしまうとユーザーが会社情報を見に来たのか、ショールーム情報を見に来たのかわかりませんので、ページを分けた方が望ましいでしょう。

例えばショールーム紹介ページの各データを1ヶ月ごとにモニタリングし、訪問数・ページビューが増えているか、コンテンツを充実させてページ滞在時間が伸びているかなどチェックするといいかもしれません。

ユーザーの動線を把握する

建材・設備機器メーカーのWebサイトには目的の違うユーザーが多く訪問します。設計者は製品のスペックや図面データ、施工者は施工関連情報、販売会社はカタログや販促資料、お施主は企業情報や実績などです。目的の違うそれぞれのユーザーを目的のページへわかりやすく移動できるようにWebサイトが構成されているか確認しましょう。

もちろんWebサイトを訪問するユーザーがどのような人かを特定することはできませんが、ユーザー別(新規orリピーター)によく見られているコンテンツを比較したり、特定の人しか見ないようなページの訪問数やページビューを確認したりすることで仮説を立てることができます。その仮説をサイト改善後に検証して効果が出ているようであればユーザーの満足度は上がっていることがわかりますし、効果が出ていないようであれば何がいけなかったのか再度考え、さらに改善が必要です。

例えば、リピーターによく見られているコンテンツAがあったとします。

このコンテンツAページは認定書のページで確認申請の際に必要な書類が手に入れられるページです。リピーターである設計者が認定書を手に入れるためにWebサイトへ訪問しているのではないかと仮説を立てることができます。

現状ではそのコンテンツAページへの導線が弱かったため、TOPページやリピーターの訪問数が多いページへ導線を用意し、スムーズにコンテンツAへ移動できるよう改善しました。そして、数ヶ月後にコンテンツAページの訪問数やページビューが増えているかを確認してみてはいかがでしょうか。

このようなことを繰り返し行なうとユーザーを迷わせることなく、目的のページへ誘導してあげることができます。Webサイトの使い勝手が良ければ、ユーザーの満足度は上がり、企業・製品への信頼に繋がります。