アクセス解析でわかった!Webサイトの“悪いところ”と“良いところ”(建材メーカーA社)

2014年09月17日

この事例は「建築業界のプロユーザーが使う専門的なキーワードを選定し、クリック数、カタログ請求件数が2倍に。(建材メーカーA社)」の続編となります。

Webサイトの目的の変化

建材メーカーA社は、リスティングを実施してから順調にカタログ請求件数を伸ばしていましたが、その一方で、Webサイトの構成を見直す必要性も感じていました。というのも、現在のWebサイトは事業開始時に制作したWebサイトであり、事業が成長段階に進んだ今、Webサイトの目的が変わってきたからです。

事業開始時は、製品の認知度アップが主な目的でしたが、現在は既存客のリピート促進や新たな顧客層の開拓へと変化してきたのです。

現在のWebサイトは、サイト構成は事業開始時のままに、継ぎ足し継ぎ足しでページを追加してきたため、複雑な構成となり、ユーザーにとても使いづらいWebサイトとなっていました。

アクセス解析で課題を把握

リスティングを実施しながら、ユーザーニーズに対応したコンテンツが少ないことも実感され、サイトリニューアルを前提にアクセス解析を本格的に行うことになりました。

Googleアナリティクスはリスティングの開始時に設置していましたので、過去1年間のデータを元にアクセス解析を行いました。アクセス解析を行って色々と課題が出てきましたが、ここではそのうちの3つをご紹介します。

検索エンジンからの流入が少ない

Yahoo!やGoogleで検索した時に、重要なキーワードで上位に表示されないため、検索エンジンからの流入が少なかった。そのためWebサイトの訪問者数も少なかった。検索エンジンからの流入キーワードは社名や製品名に関連するものが多く、ニーズや用途のようなキーワードでは集客できていなかった。

ユーザー視点のコンテンツが不足している

検索エンジン上でのユーザーニーズが把握できていなかったため、ユーザーが求めているコンテンツが不足していた。リスティングで集客しても、コンテンツがユーザーニーズにマッチしていないため直帰率が高くなっていた。

ユーザーのゴールが不明確

ターゲットユーザーに沿ったシナリオやゴールが不明確だった。オーガニック検索のキーワードや離脱率の高いページからユーザーの訪問目的が読み取れたが、目的を果たしにくいナビゲーションとなっていた。

コンバージョンを達成したキーワードを分析

リスティングとアクセス解析を併用することで、Webサイトの課題を浮き彫りにすることができたと同時に、サイトリニューアルに向けて、大きなヒントも得ることができました。

例えば流入キーワードの内、カタログ請求などのコンバージョンにつながったキーワードを分析するといくつかの傾向が出てきました。これらのキーワードでWebサイトに流入したユーザーは、ランディングページがあまりマッチしていないにもかかわらず、一定の割合でカタログ請求まで進んでいました。

もっとユーザーニーズに応えたランディングページに強化できれば、コンバージョン率アップにつながりますし、さらに検索エンジンで上位に表示されるように対策をすれば、流入数を増やすこともできそうです。

このようなキーワードの傾向は事前に全く予測できなかったわけではないですが、結果として数字で裏付けされると、迷うことなく施策に取り組むことができました。

まとめ

A社のアクセス解析では、Webサイトの“悪いところ”を改善することと“良いところ”を伸ばすという2つの側面を意識して行いました。

アクセス解析を活用したサイト改善というと、どうしても悪いところを改善するという方向に偏りがちですが、良いところをさらに伸ばすという視点も加えると、その後の施策の幅も広がるのではないかと感じました。

カテゴリー: 建材メーカー